3月18日春のセンバツ高校野球が開幕
まだまだ寒い日も多く、春という感じはしませんがもうすぐ春のセンバツが開幕します。https://mainichi.jp/koshien/senbatsu2024/teams/
今年は第96回で記念大会ではないので例年通り32校が出場します。初出場は和歌山の耐久など3校、最多出場は広島・広陵の27回、連続出場の最高は5回連続の大阪桐蔭です。一番久しぶりに甲子園に戻ってくるのは76年ぶりの和歌山・田辺です。
日程・組合せは以下の記事を参考にしてください。順当にいくと3月30日土曜日が決勝です。https://vk.sportsbull.jp/koshien/senbatsu/schedule.html
優勝候補・注目選手は?
優勝候補は星稜・大阪桐蔭・作新学院・広陵など
センバツの優勝候補はやはり昨秋の地区大会や明治神宮大会で好成績を残した学校ということになります。今年も明治神宮大会優勝の星稜や準優勝の作新学院、近畿大会優勝の大阪桐蔭、中国大会優勝の広陵が優勝候補に挙げられています。とはいえ一冬越すと高校生はすごく成長しますからね。ダークホースの出現も楽しみです。
少し甲子園から話がそれますが、東京近郊にお住まいの方で高校野球がお好きでしたら、11月に行われる明治神宮野球大会https://www.student-baseball.or.jp/game/jingu/に是非行ってみていただきたいです。寒いし平日の朝早いしできついのですが大阪桐蔭対広陵、仙台育英のような試合がすごくいい席で観戦できます。ホットワイン美味しいですし。
組合せとしてはDブロックが激戦区に。早ければ25日の2回戦で大阪桐蔭と作新学院が対戦します。Dブロックは8校中5校が優勝経験有りということで「死のブロック」とも呼ばれています。意外と注目校同士の対戦は実現しない印象もあるのですが今年はどうでしょう?注目です。https://news.yahoo.co.jp/articles/0755d2d44cdf59c3e6d0290a607cea22b53e2f88
一月の地震で被災した石川からは星稜に加え日本航空石川も出場。日本航空石川は被害の大きい輪島市の学校ですし、星稜とともに被災者の方を勇気づけてもらいたいです。阪神大震災のあった年も兵庫県勢が3校出場し全て初戦突破して地元が盛り上がったことも思い出されます。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240126/k10014334921000.html
注目選手は投手では八戸学院光星の洗平・作新の小川、打者としては大阪桐蔭の徳丸など
春は投手力とよく言われます。打者が仕上がっていない春は投手の良い学校が有利ということを言っているわけですが、投手ではまず八戸学院光星の洗平比呂 (あらいだい・ひろ) が挙げられます。https://youtu.be/rQlQCAugRTg?si=hu1hB6QqRqYsvwHk昨年の夏の甲子園でも完封勝利をあげていますし、左投ということもありドラフトでも注目です。
右投手では作新学院の小川哲平 (おがわ・てっぺい) にちゅうもくです作新学院の先輩「江川二世」とも称され完成度の高い投手です。https://youtu.be/Mt9T6OpL5gc?si=H1Uo7so7KAzVEiK3
WBCを見ていても日本の投手は非常にレベルが高くなっていますから、センバツでも注目したいです。
野手ではまず大阪桐蔭の徳丸快晴 (とくまる・かいせい) 。https://youtu.be/8gHTF1N7srg?si=2hwahFem3geK4TmT長打もありますがどちらかというとアベレージヒッター。特徴は両投げで内外野こなせるというユーティリティ性。甲子園はもちろん大舞台の経験が豊富なので初戦から実力を発揮できるのではないでしょうか。お兄さんの徳丸天晴さんも大阪桐蔭で甲子園に出ています。
外国にルーツがある選手や好捕手にも注目
その他にも大阪桐蔭にはラマル・ギービン・ラタナヤケにも注目。https://youtu.be/0iKv_pprqoE?si=WoNPielRzQVoXhMI両親がスリランカの方で恵まれた体格からの長打が魅力。2年春から四番を務めています。右の長距離砲は今や貴重ですから、順当にいけばドラフト指名があるでしょう。しかしアナウンサー泣かせな名前ですね。
また豊川のモイセエフ・ニキータにも注目したい。https://youtu.be/83pWO9an3sA?si=Ab0IjbX9sg16Yphj両親がロシア人のモイセエフは昨秋の打率が.625。足も肩もあるのでソフトバンクの柳田のような選手になってもらいたいところ。
こういう外国にルーツがある選手が活躍すると「傭兵だ」とか「野球留学はおかしい」みたいな意見がよくあがりますが、どこで野球をやるのも個人の自由ですし、学校 (特に私立) からしたら少子化の時代ですからなんとしてでも生徒を集めたいわけで何ら批判されることではないと個人的には思います。今回の2人でいえばスリランカやロシアで野球が注目されるきっかけになれば素晴らしいですし。
健大高崎の箱山遥人(はこやま・はると)や、広陵の只石貫太(ただいし・かんた)のような好捕手が多いのも今大会の特徴。箱山は捕球からの二塁送球が1.8秒。これは超高校級です。プロでも2秒を切れば強肩と言われますからそのすごさが分かっていただけるかと。只石はリードとキャプテンシーが魅力の選手。「打てる捕手」が求められる流れではありますが、やはりリードがまずいと使ってもらえないですし、粘り強いバッティングにも注目の選手です。
ロッテの松川に代表されるように最近高卒でもすぐに一軍で活躍する捕手が増えている気がします。データの活用なんかとも関係がありそうですね。
チケットの入手方法・お目当ての試合は早めに確保しよう
最近はテレビやラジオだけでなくスマホでも中継が見られますが、高校野球ファンなら一度は現地観戦したいのが甲子園。https://www.jhbf.or.jp/senbatsu/2024/ticket/
センバツのチケットは甲子園球場のチケット販売サイト甲チケhttps://www.koshien-qr.com/p/index_kokoyakyu.html、チケットぴあに加え、セブンイレブン、ローソン、ミニストップなどのコンビニのチケットサービスでも購入できます。球場での当日券の販売は残席がある場合のみということなので、お目当ての試合がある場合はあらかじめ購入した方がよいでしょう。まだ組み合わせが決まったばかりで開幕まで1週間ありますが既に売り切れている席もあるので好カードと言われる試合が見たい場合には早めに確保しましょう。
一番高い中央指定席は3,900円、コロナ前に比べると高くなりましたが他のスポーツに比べるとそれほどでもないと思いますし、現地観戦を検討されてはいかがでしょうか?ただまだまだ寒い日が多いですから、防寒対策はしっかりと。
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