大学受験対策-英語を独学で頑張る③文法編2 具体的な学習の進め方

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実際に問題集・参考書をどう使うか

ひたすら解いては直しての繰り返し


基本的には「解く→答え合わせ→参考書などで知識の補充」の繰り返しです。高校3年生、もしくは浪人生を対象としていますので、これまでに文法事項は学校などで一通りは学習していることが前提です。もちろん前の記事で紹介した”Evergreen”https://amzn.to/4ej19grなどでもう一度各項目ごとに勉強しなおしてから問題集を解いてもいいですが、時間も限られていることですしいきなり問題を解いてしまってもよいと思います。知っていることもあるはずなので間違えた部分を復習していった方が効率的です。

ノートを用意しよう

学習の仕方と直接の関係はないかもしれませんが、ノートを1冊用意して演習するとよいかと思います。学習を進めていけばノートの冊数も増えますが、積み上げたノートが自信になります。またいつどの単元をやったのかも見直しやすいですしね。


毎日ある程度まとまった分量の演習をする

語彙と同じく繰り返しが必要です。何度も何度も同じ単元を復習する必要があるので毎日ある程度まとまった分量の学習をすることをお勧めします。例えば「時制」という単元を何日かに分割して解くのではなく、1日ですべて解くというようなことです。このやり方なら3週間もあれば1周できます

苦手な単元や分厚い単元だとすごく時間かかる日もありますが、達成感もあるので頑張って欲しいです。この「達成感」が受験生時代の自分をかなり助けてくれました

受験生生活はメンタリティを良好に保つことが非常に大切です。少しでもストレスのたまらない勉強の仕方を見つけることも重要です。

解きっぱなしにしないー自分で解説ができるレベルにする

解くのはもちろん大切ですが解いただけでは意味が半減してしまいます。答え合わせをする時に必ずしっかり解説を読んで理解しましょう。四択の問題ではなぜ正解の選択肢以外は不適当なのかというところまで理解しましょう。その際に自信のない単元や問題集の解説だけでは今一つ理解できないという時は文法書もしっかり参照して必ず理解しましょう。他の受験生に解説ができるレベルを目指しましょう。

2周目以降は効率的に学習しましょう

1周目に間違えた問題、自信のない問題にはチェックを入れておく

2周目以降はすべての問題を解く必要はありません。1周目で間違えた問題はもちろん正解はしたけど「なんとなく」選んだだけだったり自信のないものにはチェックを入れておきましょう。2周目からはチェックの入った問題だけ解けばいいでしょう。そうするとかなり速く進めることができます。

ただ時間がたてば誰しも忘れてしまうもの。一度正解した問題も数か月に一度は見直すことをお勧めします。

「何周」という目標は設定せず、受験直前までひたすら続ける

よく「ネクステは何周すればいいですか?」というような質問を受けますが、5周すればいいとかそういうものではありません。文法の学習に終わりはないと思ってください。文法の問題集の隅々まで解説ができるレベルになっていればもうやめてもいいですが、どれだけやっても忘れてしまいますから受験が終わるまで続けた方がいいです。

もう一つの理由として「〇周する」というのが目標になってしまう人がいるのです。「Vintageを5周したので文法は完璧です」なんて言う子に関係詞の制限用法と非制限用法の違いを問う問題をやってもらうとできなかったりします。受験に必要な文法事項をしっかりと理解し、使いこなせるようになるのが目標です。

「〇周した」というのを自信にしたり、「〇周する」というのを短期的な目標にすることは良いことだと思いますが、最終目標にはしないでください


9月以降はランダムな問題で演習を

8月中に単元ごとの学習は終える

入試対策の基礎となる文法の各単元の学習は8月中に終えておきましょう。ただし上に書いたように復習は続けていくことになります。問題集で「関係代名詞」「不定詞」のように単元が書いてありますが、これは大ヒントですよね。だって「関係代名詞」や「不定詞」に関係するところが問われていると教えてくれているわけですから。もちろん成長過程ではそれでも間違えてしまうこともありますが、9月以降は単元ごとではなく何が問われているか分からない形での演習も必要になります。

過去問や模試、ランダム出題の問題集を活用しよう

具体的にどのようなものを使っていけばいいかというと、過去問や模試、ランダム形式の問題集を使うことになります。志望校の過去問は直前までとっておきたいと思うかもしれません。志望校以外の過去問を使うのも一つの手です。例えばGMARCHのどこかを第一志望としているのであれば、他の (自分は受ける予定のない) GMARCHの学校の過去問を解くのもいいですし、自分が受けようとしている学校でも絶対に受けない学部の過去問を使うのもいいでしょう。

GMARCHであれば、中央大学や学習院大学の過去問に文法の良問が多いです。またいわゆる「難関校過去問シリーズ」には早慶上智やMARCHの過去問から英語だけまとめたものも出ていますから、活用してもよいでしょう。

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センター試験の過去問も有効です。非常に良い問題が多いです。

問題集では

などがお勧めです。これらをやって、間違えた単元は春から使っている問題集・参考書に戻って確認するという形で学習を進めましょう。

まとめ:文法学習は繰り返しが重要

まとめになりますが、文法の学習は語彙と同様に反復学習が大切です。早い段階でしっかりとした基礎を身に付けることが何よりも重要です。秋からは身に付けた文法の知識を基盤にして作文や英文和訳の演習をしていくことになります。

また文法の知識があればリスニングにも役立ちます。聴き取れなかった部分を文法の知識で補ったり、選択肢を選ぶときに役立ったりします。

次回からは読解について書いていきます。お読みいただきありがとうございました。


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